石州ゆかりの雪舟の伝統にあって、深く雪舟に傾倒してその精神を
何とかして陶土の上に再現したいと長年研究せられたのが福郷柳仙氏である。
氏は雪舟の芸道の心をそのまま釉薬に潜ませようと、苦心惨憺、
逆に独特の錆雲・小波釉雲の法等数種の特技を考案せられるに至った。
昭和二十年、土を求め行脚の末、石州今市加賀羅山麓に最適最上の土を得て、
ここに古法そのままの松薪を燃料とする登り窯を築いたのである。
爾来その輩出する名器は、民芸界、茶道界、数奇者等多方面から愛好せられ、
いつの間にやら雪舟焼と呼ばれるようになったのである。
何とかして陶土の上に再現したいと長年研究せられたのが福郷柳仙氏である。
氏は雪舟の芸道の心をそのまま釉薬に潜ませようと、苦心惨憺、
逆に独特の錆雲・小波釉雲の法等数種の特技を考案せられるに至った。
昭和二十年、土を求め行脚の末、石州今市加賀羅山麓に最適最上の土を得て、
ここに古法そのままの松薪を燃料とする登り窯を築いたのである。
爾来その輩出する名器は、民芸界、茶道界、数奇者等多方面から愛好せられ、
いつの間にやら雪舟焼と呼ばれるようになったのである。
○ 窯主ご挨拶
■雪舟窯(せっしゅうがま)
画僧雪舟の精神を陶芸に再現しようと、
自らの考案による、さび雲模様が特色。
茶器、食器、花入。毎年五月に登り窯開き。
代表者 福郷惣作 伝統工芸士
石見陶器工業協同組合員
二代目 惣作 伝統工芸士(経済産業大臣認定資格)
○ 主な受賞歴
■福郷惣作 | ■福郷生雲 |
昭和五十一年 島根県総合美術展 銀賞 | 平成七年 岐阜県岸本謙仁氏に師事 |
昭和五十二年 島根県総合美術展 金賞 | 平成十年 岐阜県土岐市「郷部の心」大賞 |
昭和五十三年 新協展 新人賞 | 平成十二年 本伝統工芸東海支部展入選 |
昭和五十五年 島根県総合美術展 金賞 | 平成十三年 雪舟窯就業 |
平成十二年 通商産業大臣認定伝統工芸士 |